編み物初心者さんにおすすめしたいのが、かぎ針編み。
SNSでも可愛い編みぐるみや小物、バッグや帽子など沢山の作品が披露されています。
そんな可愛いかぎ針編みの小物を、簡単に作れたら楽しいですよね。
今回は、かぎ針編み初心者さんに向けて、円を編む時の基本、まずは一番初めの一歩、作り目の仕方から徹底的に解説!
糸のかけかたから丁寧に手ほどきしていきます。
「円を編む」最初の一歩
円を編む時の作り目の方法として、一般的なものは2つあります。
一つは「指で糸の輪を作り、編んでいく方法」もう一つは「くさり編みで輪を作る方法」です。
ここでは「指で糸の輪を作り、編んでいく方法」をご紹介していきます。
まずは、左手の人差し指に糸を2回巻き付けます。
指の手前からクルクルと巻いていく感じです。
この時、あまりきつくせず、ゆったりと緩めに巻くのがポイントです。
輪の中にかぎ針を入れて、糸をひっかけます。
引かけたまま、矢印のように、引き抜きます。
先程のひっかけた糸を、引き抜いた状態です。
また、糸をひっかけて、矢印のように、引く抜きます。
[かぎ針編みの基本]鎖編みの作り目から編む方法・裏山の拾い方
最初の目は1目とは数えない
ここまでで、指に糸の輪を作り、くさり編み一目編むところまでできました。
ところが、この鎖編みの目は、1目とは数えません。
もう一度、先ほどと同じように鎖編みを編んで、それを「立ち上がりの目」とします。
立ち上がりの目が出来ました。
細編みを6目編んでいきましょう
①輪の中に針を入れ、糸をひっかけます。矢印のように引き抜きます。
②糸を引き抜いたところです。次に、かぎ針に矢印のように、糸をひっかけます。
③糸をひっかけました。矢印のように、2目引き抜きます。
④2目引き抜いたところです。
①~④を繰り返し、細編みが6目できました。
ここまで出来たら、次は、中心の糸を引き締めていきます。
円の中心を引き締める時の大事なポイント
円を編む時に、初心者さんが疑問に思うことの一つに「どうやって円の中心を引き締めるの?」というのがあります。
「くさり編みで輪を作る」方法の作り目だと、どうしても円の中心に穴が開いているようになってしまいますので、作品によっては、指で糸の輪を作る作り目のほうが見栄えが良い場合があります。
ここでは、円の中心をきれいに引き締めるポイントを順を追ってお伝えします。
まず、写真のように糸の端を少しだけ引っ張ってみてください。
そうすると、輪の部分の2目のどちらかが、少し動くはずです。そこを見逃さないように見ていてください。
写真のように、指でつまんでいる糸が、先ほど少しだけ動いた方の糸です。
この糸を、引っ張ります。
少しずつでいいですので、引っ張っていきます。
だんだんと、もう一つの方の糸が、引き締まってきているのが分かりますか?
輪が小さくなってきましたね。
ここまできたら、次のステップです。
次に、また先ほどの糸先に戻ります。
糸先を、矢印のように、ギュッと引っ張ってみてください。そうすると、きれいに円の中心が引き締まります。
1段目の終わりの引き抜き方
このように、円の中心がきれいに引き締まったところで、いよいよ一段目の最終段階に突入です。
1段目の終わりは、最初に編んだ立ち上がりの鎖編みの頭の糸2本を拾います。
矢印のところに、2本あるのが見えますでしょうか?この2本を一緒に拾います。
立ち上がりのくさり編みの頭の2本に、かぎ針が入りました。次に、かぎ針に糸をひっかけます。
そして、矢印のように、一気に引き抜きます。
引き抜いたところです。このように、まるい円の1段目が完成しました!
ここまでくれば後は簡単です。あとは、作品に合わせて、ひたすら細編みなどを繰り返していきます。
まとめ
今回は、編み物初心者さん向けに「輪の作り目から円を編む方法」を、写真を使って詳しく解説しました。
初心者さんにとって、最初の、作り目から1段目を編むところは大変苦労される部分です。
いろいろな方法がありますが、今回は一番シンプルで簡単な方法をお伝えいたしました。
最初はステップが多く難しく感じますが、慣れればとても簡単です。
糸を引き締めるコツがつかめれば、きれいな円の中心が出来るようになり、作品も美しい仕上がりになっていきますので、練習をしてみてくださいね。