編み物の中でも、初心者さんが気軽にはじめられるかぎ針編み。
1本のかぎ針と糸さえあれば、いつでも始めることが出来ます。
そして、小さな作品から挑戦でき、すぐに達成感が得られるのも、かぎ針ならではの魅力ですね。
でも、いざ「編んでみよう!」と本を見てみると、編み図記号の読み方が分からない・・・
細編みや長編みの前に、まず、くさり編みの始め仕方が分からない・・・
このようなお悩みを、よく耳にします。
そんな方に、まずは、かぎ針編みの基本のき、作り目の糸のかけ方から、指の位置など、コツを交えながら丁寧にお伝えしていきます!
まずは、くさり編みの編み図記号を理解しましょう
かぎ針編みは、糸とかぎ針さえ用意すれば、すぐにでも始めることが出来ます。
まずは、編みやすい糸を用意して、基本の編み方をマスターしていきましょう。
初心者さんにおすすめの糸は、並太のストレートヤーンです。
かぎ針は、6号~8号くらいが編みやすいですので、まずは並太の糸と6号~8号くらいのかぎ針を用意されるといいでしょう。
この楕円形は、くさり編みの編み図記号です。
かぎ針編みを始める時に、一番初めに覚えていただきたい記号です。
何を編むにしても、このくさり編みの記号は必ず出てきますので、まずは覚えておきましょう。
作り目だけでなく、立ち上がりの目にも必ず出てくる編み方です。
最初の目のつくり方と指の使い方のコツ
それでは、早速、最初の目を作っていきましょう。
上の写真のように、糸端を小指とくすり指で挟みます。
挟んだ状態で、糸の端をスーッと軽く引っ張ります。
引っ張りながら、人差し指の方向へもっていきます。
写真のように、人差し指が、糸の手前にくるようにします。
人差し指に、糸をひっかけた状態です。
この状態で、糸端をスーッと軽く引っ張ってみてください。
矢印の部分が、約15センチくらいになるように、引っ張ってくださいね。
この時、写真のように、人差し指の第一関節あたりに糸がくるようにしておくのがポイントです。
人差し指を立てて、糸をピンと張りながら、親指と中指で糸をつまむように持ちます。
この時、写真のように、人差し指の第1関節のあたりに糸がきていますか?
この糸の位置が第2関節あたりにきてしまう、という方をよくお見掛けします。
第2関節あたりに糸がきてしまうと、糸がピンと張りにくくなりますのでとても編みにくいです。
なるべく第1関節にくるように気を付けましょう。
くさり編みの最初の目を作るときのかぎ針の動かし方
人差し指に糸をかけ、親指と中指で糸をつまんでいる状態です。
ここへ、かぎ針の頭を、矢印のように糸に引かけます。
上の写真のように、かぎ針の頭をグイっと下に向けてみると、糸をひっかけることが出来ます。
更に、矢印のようにかぎ針の頭を上に向けてすくい上げてみてください。
そうすると、このようにかぎ針の頭に糸が巻き付きました。
巻き付いた糸のループを少しゆるめて大きくします。
上の写真のように、左手の綾指と中指で糸のループの交差した部分を持ちます。
そして、矢印のように、糸をひっかけます。
糸をひっかけたら、ループの中を引き抜きます。
ループの中を引き抜きました。
一旦、左手の親指と中指でおさえていたループの部分は指を離します。
糸端を下へ引っ張ってみてください。
そうすると、ループが引き締まってきますね。
ループが引き締まりました。
これで、くさり編みの最初の目が出来ました。
でも、まだこの時点では、くさり編みは0個です。
今の状態は、くさり編みを編むためのスタート地点なのです。
くさり編みの編み方
かぎ針のフックの部分を糸にひっかけます。
矢印のように、引き抜きます。
引き抜いてきました。
これで、くさり編みの1目が編めました!
これを繰り返していきます。
くさり編みが出来上がりました!
まとめ
かぎ針編み初心者さん向けに、くさり編みの始め方をくわしくご説明しました。
ポイントとなるコツは、指に糸をひっかける時は、指の第1関節のあたりにかけることでしたね。
最初のうちは、糸を持つ手つきがとても難しく感じるかもしれません。
初めてかぎ針編みに挑戦なさる時に、ほとんどの方が苦戦されるところでもあります。
でも、慣れてくるととても早く出来るようになりますので、手が覚えるまでゆっくり丁寧に練習してみてくださいね。