かぎ針を始めたら、まず最初に覚える編み方「細編み」「長編み」「くさり編み」。
この3つのが、かぎ針編みの基本中の基本です。
まず、くさり編みをマスターしたら、今度は細編みに挑戦してみましょう!
ここでは、くさり編みの作り目から「裏山」を拾って編んでいく方法を徹底レッスンします。
また勘違いしやすい、往復編みの拾い目の位置など、大切なポイントもお伝えしていきます。
こま編みの編み図記号
それでは早速、編んでいきましょう!
でも、その前にまずは編み図記号から見ていきます。
これが、細編みの編み図記号です。
「✖」や「+」という記号で表されます。
では、いよいよ編んでいきましょう♪
くさり編みの作り目を用意します。
まずは、「立ち上がりの目」を、くさり編み1目編みます。
細編みの場合は、立ち上がりの目は、「くさり編み1目」となります。
これで、立ち上がりの1目が編めました。
くさり編みの「裏山」を拾う位置はどこ?
まずは、くさり編みの裏山を確認しましょう。
上の写真の、水色で囲っている部分が「裏山」といいます。
今回は、この裏山を拾って細編みを編む方法をご紹介します。
先ほどは、裏山の位置を確認できました。
かぎ針のすぐ下の裏山は、立ち上がりの目ですので、ここは飛ばします。
上の写真の矢印の部分をご覧ください。
2つ目の裏山、ここが最初にかぎ針を差し込む位置となります。
こま編みの基本の編み方
かぎ針を差し込みました。
そこから、フック部分に糸をひっかけます。
矢印のように、下から糸をひっかけるようにして糸をかけます。
フックに糸がかけられた状態です。
この状態のまま、矢印のように1目、引き抜きます。
1目引き抜いた状態です。
ここへ更に、もう一度、矢印のように糸をひっかけます。
フックに糸がかかりました。
今度は2目一気に引き抜きます。
これで細編みが1目編みあがりました!
さらに編み進み、1段目が編めました!
これが「裏山を拾う」方法で編んだ「細編み」1段目となります。
続けて、2段目の立ち上がりの目を作っていきましょう。
フックに糸を、下からすくうようにひっかけます。
ひっかけたら、矢印のように引き抜きます。くさり編みですね。
立ち上がりの「くさり編み1目」が出来ました。
こま編みで「往復編み」をするときの大事なポイント
平面的な作品をつくるときに「往復編み」を使う場合があります。
例えば、マフラーやドイリー、コースターなどですね。
往復編みの2段目の、立ち上がりの目が編まれた状態です。
細編みですので、立ち上がりの目はくさり編み1目でしたね。
さあ、ここからが大事なポイントです。
2段目を編む時は、段ごとの編み始めの目を拾う位置が、細編みとその他の編み目で異なるのです。
分かりやすく説明すると、編み始めは「立ち上がりの鎖編みの足元」に針を入れるのです。
上の写真をご覧ください。
立ち上がりの鎖編みの足元に、1目細編みが入っているのが分かりますか?
ちなみに、細編み以外の編み目ですと、この「足元」を飛ばして、次の目に針を入れます。
往復編みをきれいにまっすぐ仕上げるために、とても大切なポイントですので、ここはしっかり覚えておきましょう。
どんどん細編みを編み進めます。
2段目が編めました!
3段目が編めました。
左右を入れ替えながら編みますので、表と裏が模様のようになりますね。
6段目が編めました。
このように、かっちりと隙間のない編み目が「細編み」です。
このまま正方形になるまで編み進めれば、コースターが出来ちゃいますね。
どんどん長く編めば、マフラーにもなりますね。
まとめ
今回は、かぎ針編み初心者さんでも分かりやすい、裏山を拾う細編みの編み方をご紹介しました。
また、往復編みの大切なポイントもお伝えしました。
このポイントは、初心者さんだけでなく、ある程度編み物が出来る方でも、あやふやになっている部分かと思います。
幅が広がったり、逆に狭くなってしまったりしてしまう人は、この拾う位置が正しく出来ていない場合が多いです。
一度おさらいを兼ねて、しっかり位置確認をしてみてくださいね。
また、細編みは、編み目が詰まっていますので、その分、編み目の美しさが勝負になってきます。
何度か繰り返し練習をしてみてくださいね。