初めてかぎ針編みを覚えるなら、なにか作品を作ってみるのが一番！
どんどん手を動かしてみることで、基本的な編み方や手順が自然と身に付きますよ。
まずは、基本の編み方たった3つだけで、スイスイ編めてしまう、小さなお花のモチーフがおすすめ。
基本の編み方「くさり編み」「細編み」「長編み」たったこれだけでも、かわいいお花のモチーフって作れるんです。
とにかくまずは、作りながら基本の編み方を覚えていきましょう！
かぎ針編みはじめてさんのための、徹底レッスンです♪
かぎ針編みの始め方は作り目をつくる
かぎ針編みの最初の一歩。
まずは、作り目を作りましょう。
今回は「お花のモチーフ」を編みますので、丸い円の作品ですね。
作り目も、丸い円になるように、指に糸をクルクルと2周巻き付け、輪の状態を作ります。
指に輪が出来たら、次は、輪の中にかぎ針を入れます。
この時、かぎ針に糸をひっかけて引き出します。
↑↑↑ これが、糸を引きだした状態です。
そして更に、もう一度、かぎ針に糸をひっかけます。
ひっかけたら引き抜きます。
これが、引き抜いた状態です。
まずは、最初の目が編みあがりました！
でもこの目は、1目とは数えないのです。
これは、編み図を見て編む時の大事なポイントです。
この目は数えないという風に覚えておかれるとよいでしょう。
かぎ針編み輪の作り目から編む方法
さあ次は、いよいよ円の1段目を編んでいきます。
まずは、立ち上がりの目（くさり編み）を作ります。
かぎ針に糸を写真のようにひっかけ、糸を引き出します。
糸を引きだしたところです。
これで、立ち上がりの鎖編み、1目の編み上がりです。
ここからが本番です！
細編みで、円の1段目を編んでいきましょう。
上の写真のように、輪の作り目の中にかぎ針を入れます。
そして、針に糸をかけ、矢印のように輪の部分だけに引き出します。
輪の部分だけ引き出したところです。
そうすると、かぎ針には2本の糸が通っていますね。
この状態で、写真のように、かぎ針の先端に糸を引かけます。
今度は、矢印のように一気に2本の糸のところを引き抜きます。
引き抜きました。
こんな状態になりましたか？
これで、細編み1目が編みあがりました！
次は、くさり編みを1目作ります。
写真のように、針先に糸をひっかけます。
矢印のように1目引き抜きます。
これで、くさり編み1目が編めました！
上の写真は、細編み1目とくさり編み1目が完成したところです。
さあ、ここからは今やったこと「細編み1目とくさり編み1目」これを、繰り返します。
あと、5回繰り返してみてください。
そうすると、上の写真のような状態になります。
どうですか？できましたか？
細編み1目とくさり編み1目が、計6セット入っている状態がこの写真です。
ここまでで円の1段目が完成です！
写真をご覧いただくと、細編みがないところに、輪の作り目が2本見えていますね。
これではまだ、円の状態ではなく、真ん中に穴が開いていますね。
そこで、今から、この円の中心を引き締めていきます。
まず、糸先をキュッキュと少し引っ張ってみてください。
そうすると、輪の作り目の2本のうち、どちらかが動くはずです。
動いた方の糸を指でつまんで、ギューっと引っ張ってみてください。
すると、円の中心が引き締まったと思います。
でも、まだもう一つの輪の作り目の糸が残っていますよね。
これは、また、先ほどの糸端をキュッキュと引っ張ってみてください。
きれいに引っ張られていくはずです。
その状態が、下の写真です↓
こんな風に円の中心がキュッと締まって、丸いモチーフになりましたね。
このやり方をもっと詳しく写真付きで見たい方はこちらをご覧ください。
［かぎ針編み初心者さん向け］輪の作り目から円を編む基本的な方法
円の中心が引き締まったので、次は1段目の終わりに引き抜き編みを編みます。
まず、1段目の最初に編んだ細編みの頭に針を入れます。
上の写真が、細編みの頭に針を入れた状態です。
かぎ針が頭のところに入ったら、矢印のように、糸をひっかけます。
ひっかけたら、糸を引き抜いてみてください。
そうすると、このように丸いモチーフの形になりましたね。
これで、円の1段目が編みあがりました！
かぎ針編みのお花の作りかた
円の2段目を編み始めましょう。
いよいよ、お花モチーフの花びらの部分を編んでいきますよ。
まずは、立ち上がりのくさり編み1目を編みましょう。
続けて、先ほどのくさり編みを入れた同じ目の場所に、細編みを1目編みましょう。
上の写真は、細編みが1目編まれた状態です。
続けて、先ほど細編みをした同じ目の場所に、今度は長編みを入れます。
ここからは、長編みの編み方を、ゆっくりコマ送りで解説していきますね！
まずは、針先に糸をひっかけます。
針先に糸をひっかけた状態で、また先ほどの細編みを入れた目と同じ場所に、かぎ針を入れます。
上の写真が、かぎ針が入った状態です。
さあ、ここから更に、矢印のように針先に糸をひっかけてください。
ひっかけたら今度は、矢印のようにモチーフの1目だけ引き抜きます。
少しむずかしいですが、頑張ってください！
慣れたらスイスイできるようになりますからね。
次は、また針先に糸をひっかけて、今度は矢印のように2目、引き抜きます。
そうすると、写真のようにかぎ針に2目が残っていますね。
そこへ更に、針先に糸をひっかけます。上の写真が、その状態です。
糸をひっかけたら、矢印のように、今度は一気に全部引き抜きます！
引き抜いた状態です。
これで、長編みが1つ出来ました。
写真は、細編み1目と長編み1目が入った状態です。
ここで大事なポイント、同じ目の所から拾って編んでいるのが分かりますか？
花びらになるように、同じ目の束（そく）を拾って編んでいきます。
更にここで、同じ場所に長編みを1目編んでいきます。
長編みを1目編めたら、次は、細編みを1目編みます。
計4目の編み目が入りました。
細編み→長編み→長編み→細編み
この順番です。
続けて、次の束（そく）を拾って、これをあと5セット、繰り返しましょう。
これで、花びらが6枚出来上がりました！
円のモチーフに長編みと細編みを組み合わせるだけで、お花が完成しました、
ここまでくれば、完成までもう少しです。あともう少し頑張りましょう♪
最後に引き抜き編みをします。
1目めの細編みの頭に、かぎ針を入れ、糸をひっかけたら引き抜きます。
引く抜いたら、そのまま糸を長く引きましょう。
下の写真をご覧ください。
こんな感じで長く引いてくださいね。
糸先が15センチくらい残るように、ループの部分をはさみでカットします。
カットしたら、軽く糸先を引っ張って、引き締めてあげてください。
お花のモチーフの糸の始末の仕方
モチーフが編みあがって、最後は糸の始末です。
編み終わりの糸端に、とじ針を通します。
お花のモチーフの裏側を向けます。
この写真は、お花モチーフの裏側です。
モチーフの裏がわに、とじ針で糸端をくぐらせます。
何度かくぐらせてください。
円の中心の糸端も、同じようにとじ針を使って始末をします。
1段目の裏側にぐるりと通してしっかりくぐらせます。
編み地ギリギリで糸をカットします。
できあがりました！
まとめ
かぎ針編みはじめてさんでも簡単にできる、お花のモチーフの編み方を順を追って解説しました。
作品を編みながら「くさり編み」「細編み」「長編み」この3つの基本的な編み方ができるようになりましたね。
大事なポイントは、
・作り目の初めの1目は、1目と数えないこと
・花びらを作るときは、同じ1段目のくさり編みの束（そく）を拾って、そこへ4目を編み入れること
・糸の始末は、モチーフの裏側にくぐらせること
こちらの３つでした。
このお花のモチーフの編み方を、いろいろな種類の糸で編んでみると楽しいですよ。
春夏はリネンやコットン、レース糸なんかでもいいですね。
細い糸ですと、小さいお花になりますし、太い糸ですと大きいお花になります。
大小サイズの違うモチーフを重ねて、立体感のあるお花モチーフにもなります。
お子さんのヘアピンやヘアゴムに付けてあげたり、大きいモチーフだとコサージュとしても素敵です。
ぜひ、様々な変わり糸で編んでアレンジしてみてくださいね。
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